基軸通貨の条件

基軸通貨となる条件は、
「通貨価値が安定している」、
「世界経済のなかに占める経済力が大きく」、
「輸出入も大きい」、
「国際金融市場が発展している」
等が基軸通貨になる条件で、且つ、貿易や資本取引など国際取引の決済に使用される通貨の中核としての役割を果たす事ができる通貨である事も条件となります。
この事から、米ドルは取引量の外貨準備も大きい。”有事のドル買い”といわれるように最後はドルに頼ろうとする事と、実際に、ドルが一番利用されているという実態面から勘案すると、米ドルが基軸通貨であることは誰もが認めるとこです。

ユーロは基軸通貨となりえるか?

過去はポンドが基軸通貨とされ、現在はドルが基軸通貨となっていますが、将来は必ずしもドルではないかも知れないと言った意見があります。
では、将来の基軸通貨にユーロは適しているかについては、ユーロ統合11ヶ国の経済力はアメリカに匹敵し、欧州は、アメリカの好き勝手にさせないよう、ユーロを将来の基軸通貨にしたいという強い意志を持っている事から、「ユーロはドルに替わり基軸通貨になりえる」と言った意見があります。
とはいえ、ポンドからドルへの移行は数十年かかりました。
ユーロが地位を高めていくにしても、時間のかかる話です。

基軸通貨国のメリットとは

基軸通貨国には次のようなメリット(特権)あります。
世界の貿易のほとんどが米ドルで取引きされます。
例が日本の石油輸入代金はサウジアラビアなどの産油国にドルで支払われます。
日本の石油会社の支払うドルは国内の為替市場で円売りしてドルを購入します。
つまりドルを売って円を買う事です。
石油輸入を必要としている国は決済通貨であるドルをドル建て輸出の形で確保する必要が生じます。
当然日本も中国も石油輸入するわけだからドルに依存しなければなりません。
この事から、世界の国々は輸出入を行うにあたって、必ず自国通貨以外の外貨を確保する必要があるのですが、全く唯一の例外が基軸通貨ドル発券国の米国です。
米国のみ石油輸入の為に必要なドルを輸出で確保する必要がなく、国内のドル供給量を増加させ支払いに必要なドルを石油会社に渡せば良い事になります。
もっと簡単に言えば、通貨当局はドル札を好きなだけ自由に刷って世界にドルをばらまき、モノやサービスを買えると言ったメリット(特権)があります。

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